四海樓

「ちゃんぽん」、「皿うどん」発祥の店

「ちゃんぽん」、「皿うどん」発祥の店

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四海樓とは

明治32年に中華料理店として創業。百余年愛され続けている「ちゃんぽん」、「皿うどん」発祥の店。中国から来日した陳平順(ちん・へいじゅん)は、長崎の中国人留学生のために「ちゃんぽん」を考案。華僑同士の挨拶言葉「シャポン」から転じて「ちゃんぽん」という料理名に。

「四海樓」沿革

明治32年
中国菜館、兼、旅館の『四海樓』を創業。「ちゃんぽん」の原点「支那うどん」を提供。
明治後期
「支那うどん」が、「ちゃんぽん」と呼ばれるようになる。
昭和52年4月
浩宮さま(現皇太子殿下)の御来訪。ちゃんぽん、皿うどんをご献上。
平成元年4月
創業90周年特別企画として、「閩菜会席」と銘打ち究極の福建料理を披露。内外の絶賛を浴びる。
平成12年
創業100周年を機に店舗を新築。

創業者初代

創業者初代

陳平順(ちん・へいじゅん)

福建省福州出身。若かりし頃、「長崎でひと旗あげよう」と、こうもり傘一本持って大陸から長崎へ渡り、「四海樓」を創業。世話好きの彼は、中国からの留学生に栄養満点の食べ物を食べさせるために、「ちゃんぽん」を考案。

「四海樓」のこだわり

長時間かけて炊き上げた甘めで濃厚なスープと、長崎特有の唐灰汁を使った極太のちゃんぽんめん。

スープ
妥協しないポイントスープは丸鶏2~3羽と豚骨と鶏骨を3~4時間かけて炊き上げたものを使う。このスープの取り方と火加減が秘訣。
麺
麺は長崎特有の唐灰汁を水でこねたもの。福建地方の食文化が活かされている。
具は、もやし、キャベツ、いか、えび、カマボコ、キクラゲ、豚肉、錦糸たまご

こだわりの味をご家庭

こだわりは、意外にも「炒め油」。ラードを中心にオリジナルのブレンドをしているが、この「炒め油」で具を炒めると、油が素材を包み込み、コクと旨味が格段にアップ!もちろんスープは、「四海樓」の社長も認める味に仕上げています。

四海樓監修 棒ちゃんぽん

スープ

たっぷりの豚・鶏のガラで炊きだしたガラスープをベースに、野菜の炒め感や、いか、かきなどの魚介の旨味を効かせており、「四海樓」の特徴である、やや甘めの海鮮ちゃんぽんスープに仕上げています。

めん

九州産小麦粉100%のちゃんぽん専用粉を使用し、もちもち感とつるみが特徴の太めんです。めんを3分ゆで、具とともに90秒煮込むと、本格的なちゃんぽんをお楽しみいただけます。

炒め油

炒め油(ラード)ベースで具を炒めて調理することで、スープのコクと旨味がいっそう引き立ちます。

開発秘話

「四海樓」のちゃんぽんは、平成18年から現在までに7回もの商品を生み出してきたが、全て「カップめん」での開発。「四海樓」とマルタイが協力して約10年。ちゃんぽんの味をもっと再現したいと考えた開発チームは、スープの味には「具の炒め感」が大きな影響を与えることに気づき、野菜を炒めて調理する、棒状めんでの開発に踏み切った。